交通事故の加害者が負う責任

交通事故
交通事故
①刑事責任②民事責任③行政責任④社会的責任
 刑法や自動車運転死傷行為処罰法により刑罰を受ける可能性があります。
 特に最近では、その被害の深刻さから厳罰化の傾向にあります。
 交通事故により物を壊したり、人身に被害を与えた場合には、民法や自動車損害賠償保障法により、生じた損害を賠償する責任を負う可能性があります。 道路交通法によって、反則金の納付や免許の停止・取り消しなどの行政上の制裁を受ける可能性があります。刑事罰ではありませんので前科はつきません。 法的な責任ではありませんが、マスコミに報道されるなど社会的な非難が及ぶ可能性があります。最近ではSNSで動画が拡散されることもあります。
運転停止義務救護措置義務危険防止措置義務事故報告義務
 事故が発生した場合、それが単独事故であったとしてもすぐに運転をやめて停車する義務があります。 負傷している人がいた場合、すぐに救護する義務があります。怖くなって逃げてしまうのは「ひき逃げ」です。 事故に気づかない後続車などが追突するなどの事故が発生しないように危険を防止する義務があります。 運転者等は交通事故が発生した場合には警察に届け出なければなりません。事故発生場所などをすぐに報告します。